透明水彩について~まずは絵の具の話から~
わたしたちがメインで使っている画材は
「透明水彩」という水彩絵具(絵の具)です。
透明水彩は、小学校などで使う学童用絵の具や、
不透明なものとは少し違った性質を持つ水彩絵の具です。
国内で手にいれやすいものですと、ホルベインのものなどがあります。
↓たとえば、ホルベインの透明水彩はこんな感じです。
学童用のものより、パッケージからして
ちょっと大人っぽいテイストが漂っていますね。
透明水彩のおもしろいところ
透明水彩は、色を重ねたり、色を混ぜたり、
色を置くタイミングを変えたり、水の量を変えたりすることで、
様々な表情をみせてくれます。
シンプルな技法だけでも多彩な表現ができますし、
技法を駆使して描くのも面白いので、いろいろなたのしみ方ができます。
そして、発色がいいのも透明水彩の特色です。
塗っていて、本当に気持ちがいい。クセになる心地よさがあります。
この感覚は、何ものにも代え難い魅力だと思います。※
※透明水彩はどの色もそれぞれの味があり、塗っていてたのしいので、
多くの人が色を必要以上に買い揃えたくなる泥沼…
いや、たのしみを知ります。
透明水彩~水の量について~
今回は透明水彩の水の量について、
わかりやすい例をあげながら少しだけお話を。
透明水彩は水をあまり使わないと、色がしっかりと乗り、
水を多めにすると色が淡くなります。
↑左側の花は水の量が少なめですので、色がよく乗っています。
右側の花びらは淡い部分がありますね。これは水の量で調整しています。
↓CGと間違われることが多いのですがこの絵も透明水彩です。
では、今回はこのへんで。今日もたのしみましょう。
【関連記事】
Your Message