「水彩画の見方がわからない」という声
「水彩に興味はあるけれど、水彩画の見方がわからない」という声を
いただいたことがあります。
なにかの水彩画をみたときに、画面に水染みみたいなものがあったり
あちこちに色が垂れたり、飛び散ったりしているのをみて、
「なんでこういうことをするのかわからない」、
「わたしにはわからない、できないかも」と思ったそうです。
でも、わたしたちはそういう感覚って普通だと思います。
だって、わからないものはわからないですよね(笑)。
わからないものはわからない
たとえば、ビルとか公園とか観光地とかにあるオブジェなんかでも、
全く意味のわからない形のものってありますよね。
それがいくつもの賞をもらっていたとしても、
これこそが芸術だと言われたとしても、
「でも、意味わかんないです」ってもの、ありますよね。
そう、わからないものはわからないのです(笑)。
となると、問題になるのは
「それがわからないとダメなのだろうか」という点です。
こう考えてみましょう
音楽を例にとってみます。
歌いたいと思ったときに、
「わたしは音楽のすべてを理解していないから、歌ってはいけない」とか
「わたしはヒップホップがわからないから、J-POPを歌う資格がない」
なんてことありませんよね(笑)。
たのしいから歌う、たのしみたいから歌う。好きだから歌う。
水彩もそれと同じです。
「水彩の全部を理解しなければ、描いてはいけない」なんてことは
全くありません。そんなこといったら、誰も描けません(笑)。
また、「自分がわからないと思うような絵」を描くために、
水彩をはじめるわけでもありません。
映画や小説のように考えてみましょう
水彩というくくりの中に、映画や小説のように
たくさんの作風やジャンルがあると考えてください。
そう考えればわかりますよね、
わかるものもあれば、わからないものもあるのが普通です。
考えてみたら、わたしたちの水彩もちょっと独特のスタイルですね(笑)。
そう、独特のスタイルでつくる映画スタジオみたいなものです。
絵、水彩なんていうと、構えてしまう方も多いかと思いますが、
それで敬遠してしまうのは本当にもったいないおもしろさが
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