透明水彩について~絵の具の話4~
今回は、水彩画、透明水彩の絵具(絵の具)のえらび方について
前回「透明水彩について~絵の具の話3~」の続きです。
私たちが最初に買ったのは、ホルベインの透明水彩絵具(絵の具)でした。
チューブに入ったものではなく、色のかたまりを溶かして使う
固形水彩、ケーキカラーなどと呼ばれているものです。
それにあわせて、まっち絵の具も買いました。
こちらはチューブ入り。パレットに出して使うタイプのものです。
水彩画・透明水彩~絵具(絵の具)を選んだポイント~
このとき、私たちが絵具(絵の具)を選んだポイントは、
「一般の人からプロまで使っているようなもの」。
……そして 「あまり高くないもの」(笑)。
当時は水彩についての知識がほぼゼロの状態でしたので、
自分たちなりに調べてこの2つを選びました。
ホルベインとまっち、どちらも手ごろな価格ですし、
入手がしやすいというのも大きな利点でした。
水彩絵具~ホルベインとまっちを試してよかったこと~
メーカーが違えば、発色も使い勝手も大きく違います。
同じような色でも、それぞれの味や特性があったり、
色ののり方もずいぶんと違ったりします。
2つを使っていくうちに、なんとなくですが絵具それぞれに、
得意分野と苦手分野みたいなものがあることもわかってきました。
そうして私たちが気づいたのは
「自分のスタイルにあった絵具を選ぶ」のもアリかも!ということでした。
メーカーごちゃごちゃでも、
価格帯ごちゃごちゃでもいいじゃないかと思ったのです。
「そんなの当たり前じゃん」と思う方もいるかもしれませんが、
私たちは、何もわからない状態から水彩をはじめたので
こうしたことに気づくのも大発見だったのです。
今の私たちは、単色ごとでお気に入りのメーカーができていて
ホルベイン、ウィンザー&ニュートン、シュミンケなど
いろんなメーカーの絵具をごちゃごちゃに使っています。
水彩絵具~わたしたちの経験から~
価格が「ダイレクトに質の良し悪しにつながる」モノってあります。
絵を描く道具、いわゆる画材もそういう部類に入るかもしれません。
でも、絵は自分の手で描くものですから、道具に関しては
「自分に合うか合わないか」というのも大きいように思います。
ちなみに私たちの場合は、高い道具に触れたあとに、
そうでない道具で描くとのびのび描ける気がします(笑)。
余計な気負いがなくなるのか、みみっちいのかわかりませんが、
肩の力が抜けて気持ちよく描ける気がするのです。
なので、私たちは高い道具を練習用にして
そうでないほうを本番用にしたりします(笑)。
なんだかへんてこだと思われるかもしれませんが、
これも、いろいろな道具に触れてみて分かったことです。
私たちの場合は、高い道具だと、かしこまりすぎる(笑)。
ですので、道具選びに悩んでいる方は、
「たのしく気持ちよく描けそうな道具」という観点で
探してみても面白いのではないかと思います。
では、今回はこのへんで。今日もたのしみましょう。
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