水彩「SMILE」のメイキングより
このコーナーでは、これまでに描いた作品をとりあげながら
ちょっと気楽な感じで、figure-drawingの制作秘話なものを書いていきます。
第1回目はこちら!
「SMILE」について
日常の中で心ひかれた表情やまなざしを記憶しておいて、それを絵に落とし込む。
髪型も顔のつくりも、それにあわせてつくっていく。
figure-drawingはそんなスタイルで描いています。
これはなかなかいい表情になりました。
髪はあざやかさに重点を置いて、やや強めに色を入れています。
画像で見えるかどうかはわかりませんが、何気にそばかすが入っています。
実はこの作品はバージョン2で、
バージョン1のお蔵入りを受けて描かれたものです。
せっかくだから、バージョン1も
せっかくですので、お蔵入りとなったバージョン1も公開しましょう。
うわっ!
……なんとも微妙な表情で、ちょっとマントヒヒっぽいかも(笑)。
ずっとみつめていると、自分でも笑えてきます。クケーッとか鳴きそうです。
バージョン2と比べると、よくわかるかと思いますが、
水彩は、同じ下絵でも色の塗り方でずいぶんと印象が変わります。
髪の色の広がり方なんかは、おもしろい感じなんですけどね。
ただ、色がおとなしい分、目のほうにインパクトがいってしまい、
結果的に、顔がすべての印象を持っていく形になっています(笑)。
水彩は2度と同じ表現ができない部分もありますが、だからといって情は禁物。
いい部分があっても、やっぱりクケーッとか鳴きそうですし、変ですし(笑)。
こういうときは迷わずお蔵入りです。
【関連リンク】figure-drawingについて なぜこのスタイルなのか
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