水彩初心者さん必見!挫折しそうなあなたに送る大切なポイント~1~
「水彩は面白いけれどむずかしい!」
今回は水彩初心者の方がぶつかりがちなポイントと解決策を紹介します。
今、壁にぶつかっているあなたのお役に立てればと思います。
水彩技法の「できる・できない」にこだわりすぎない
水彩をはじめると、たいていの場合、「水彩の技法」を学びます。
ところがこの水彩技法、なかなか感覚がつかめないものもあったりします。
本や教室で「ね、かんたんでしょ?」といわれているものができないと
なんだか、とてもできない子になってしまったような気持ちになってしまいます。
でも、大丈夫です。不安になる必要はありません。
水彩で絵を描くときに、絶対に忘れてはいけないこと
水彩で絵を描く場合、一番の目的は「絵を描くこと」です。
(そこに「水彩絵具を使って」が加わります)
ですので、いちばん大切なのは「絵を描くこと」です。
たのしそうだから絵を描こうと思った、絵を描くのが好きだから。
それでいいのです!「絵を」描いているのですから。
技法を競う大会をしているわけではないのです。
「絵を描くこと自体がたのしい」。この感覚は絶対に忘れてはいけません。
苦しいとき、行き詰ったときは必ずここに戻りましょう。
では、水彩の技法ってどう考えたらいいの?
じゃあ、技法は何かというと、「彩り(いろどり)方」です。
たとえば、カステラに生クリームをのせるとします。おいしそうですよね。
今度は、その生クリームをちょっとおしゃれにのせてみると
もっとおいしそうにみえます。
この「ちょっとおしゃれにのせてみる」というのが彩り方、技法です。
生クリームをのせること(色を塗ること)自体は変わらないけれど、
のせ方でもっとおいしそうにみえるようになる。
これが水彩の技法だと考えます。
たとえば、コップにカゲをいれるとき。
・ふつうに塗り分けても、ちゃんとカゲにみえます。
・にじませたりぼかしたりすると、もっといい感じのカゲにみえます。
「にじませたりぼかしたりしなければカゲじゃない!」なんてことは
ないですよね(笑)。
水彩の技法は、「やらなきゃいけない」「できなきゃダメ」と考えるのではなく、
使えると「より雰囲気が出るよ、味があるようにみえるよ」と考えてみましょう。
水彩でうまくいかない、ダメだぁ、向いてないかも
うまく描けないときはつらいもの。その場合は、こう考えてみましょう。
「水彩でうまくいかない」→「ダメだぁ、絵が描けない~」ではなく、
「水彩でうまくいかなかったところがある」。
失敗したと思う絵は全部がアウトなわけではありません。
「失敗した(と思う)箇所がある」だけなのです。
だから、そこさえクリアすればいい絵になると考えます。
こうして分析していくと、「何もかも失敗したぁ!」と思う絵でも
原因はさほど多くないことに気づくと思います。
そこまできたら、もう大丈夫。
あれほど高く見えていた壁が、違ってみえてきていると思います。
【関連記事】水彩初心者さん必見!挫折しない考え方
水彩技法「ウェット・イン・ウェット(ウェット・オン・ウェット)」について
Your Message